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スレートのタスペーサーとは

スレート屋根における縁切りやタスペーサーとは

家の屋根材にスレート瓦という材質はよく耳にすると思います。
そのスレート材における塗装工事内容の一つに、隙間を作るためのタスペーサー設置or縁切りという工程があります。

 

塗装工事業者のHPやチラシなどでもこのことが、差別化なのか?業者の良し悪しをいいたいのか?自社の専門性を高く伝えたいためなのか?わかりませんが・・多く書かれている工事内容です。

 

しか〜し!このタスペーサーは必須工程ではありません。

 

長い塗装工事業界の歴史の中で難しい作業を楽に、早く、そして不具合を出さないようにと考えられ作られた工事内容のひとつであるのは確かです。が、反面!メーカーの利益過多の為という目的の側面もあり、いつしかこれを逆手にとり!お客様に最もらしくいう事で工事業者の上乗せの材料になり、時間の経過とともに今や知識も技術もない名前だけの塗装屋が仕事を得るためだけ!に、もっともらしくトークに織り交ぜるものとなっているようです。

 

なので、今回はこのタスペーサーor縁切り作業とは何なのかを少し細かに記載しようと思います。

 

まず、タスペーサーとは何か?それはスレートの屋根材の重なりに隙間を作るためのベース型で5センチ四方の厚み3ミリほどのプラスチックの設置物です。

 

差し込み式でお尻の部分が少しおり曲がり、差し込みが止まるようになっています。

 

差し込むことでスレートの重なりに隙間を作り、縦溝から侵入した雨水を中にとどめずに外に流す目的で設置するものです。

 

何故そんなことをするのかというと、塗装工事の3回塗りにおいてスレート材の重なりに塗料が溜まることにより縦溝から入った水の排出ができなくなると、中にある防水シートやさらに下にあるベニヤ板を腐らせ、雨漏りの原因になることがあります。
また、塗布した塗料の隙間に入ることで膨れや剥がれといった不具合が出ることがたまにあるようです。(誰が言い出したのかはわかりません。)

 

まあ、、それが原因であろうという不具合を出さない為に20年前程は塗装工事完了後、2週間ほど後に職人さんが一枚一枚にカッターを入れカワスキという道具を差し込み、切り込みをいれていた作業が縁切りなのですが・・・
想像するとわかるように塗装完了後に足場が2週間設置したままや、もしくは足場解体後にはしごで登り作業をすると当然危険になるわけです。
まぁ、足場がああるなしにかかわらず塗装が終わった後に人が昇り足に踏ん張りを入れる事やカッターを使うことで他に傷を作ってしまうことなどもあり、とても大変な作業という事でした。

 

その代替えという事で考えられ、作られたのがタスペーサーなのでございますね〜

 

しかしこのタスペーサー、使用は塗装の2回目塗布の中塗り後に一枚のスレート部分の両端に1枚づつ入れるのが推奨使用。
・全国平均の40坪前後の屋根で使うタスペーサーの数は1000個〜1500個。
・タスペーサー一箱500個の卸値は平均1万円
・職人一人で設置する時間は半日から1日
縁切りよりはましでも設置時の危険は同じで、終わった後は手の平は痛く指の第2関節は皮が数か所?けているという大変なさぎょうでございます。

 

ではでは、その縁切りにしてもタスペーサーにしても、本当にすべてのスレート屋根で必要なのでしょうか?無駄な場合はないのか?デメリットはないのか?

 

以下の写真から考察してみたいと思います。

 

@まずはこれが中塗り後のスレート材の屋根。↓
このスレートの重なり部分にペンキが溜まり、隙間を埋め接着することで縦溝から入った水が流れなくなる?というメーカーの売り文句?業界伝承の言い伝え?

 

 

Aだからこの重なりの部分にカッターを入れる。↓(デメリットは必要なところ以外にも切り込みを入れがち)

 

Bその後にカワスキを差し込み接着をはがす↓=ここまでが20年前にやっていた縁切りと言う作業。(デメリットは差し込みやはがす際にスレートが割れることがある。)

 

Cその塗装完了1週間から10日後に行う縁切り作業をの効率をよくするため、屋根塗装中塗り後にこの重なりに入れるのがタスペーサー(押し込むか、切り込み後に差し込むかは状況次第と人それぞれ)=(デメリットは縁切りと同じ事が言えるのと、挟むことで後々人が踏んだ時に割れる事がある。)

 

ではでは、中塗り後にタスペーサーを入れた上の写真と入れる前の下の写真、隙間にそこまでの違いはあるでしょうか?

実際そんなに変わりはありません。
むしろ、縦溝(表面模様)があるスレート材は大体が少し隙間ができるんです。
また、スレート材においては古くなればなるほど(メンテナンスが遅くなればなるほど)下塗り後の乾燥で少しスレート材が起き上がります。

 

これ、おそらくなんですが塗装業の歴史の中で、縦溝のないフラットなスレート材や柔軟材に当たる材質が入らない硬いもの(率直に言うと粗悪品)や、ひと昔前のシリコン系ではなくアクリル系塗料を使うことで塗料溜まりを多く作る職人がいる(率直に言うと知識と技術不足)そんな状況が多い中で縁切りと言う工程が生まれ、利益過多を多くの目的にして作られたタスペーサーがセオリー技術になり一人歩きしていると考えられます。(仮説ですよ)

 

まぁ理論的に書きたいことはまだまだあるのですが、結論をいうと大抵のスレート材は縁切りやタスペーサー設置はデメリットのほうが多いのでは?と思う今日この頃です。(状況判断から隙間を作ることはありますし、不必要の場合に説明をしても実施を要望されるお客様へは実施します。)

 

以上考察記録でした。(^^♪

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